二つのアルバム

ファミ通コミッククリアにて連載中の「フォトカノ Love Album」第3話の感想。


あらすじ
ある日の放課後。フォト部の撮影会に参加することになった一也。
公園でフォト部の面々と撮影会をしていると…?
そして、撮影会が終わり、実原と二人きりになったとき…?


話の展開としてはストーリーLの下校デートとストーリーイベントを混ぜたような印象。
その混ぜたということがオリジナルの展開のように感じられ、面白い。
いや、フォト部の面々が多く登場し、実際にオリジナルの展開だろう。
かつみさんや瑠宇が加わり、ドタバタ感が増量している。


フォトカノLAはストーリーLの話なのだが、
そのドタバタ劇やノリはストーリーHのものにも感じられる。
かつみさんの胸ギュッとか、一也がかつみさんを押し倒したりとか、
キレる瑠宇とか、瑠宇とかつみのキマシとか。
かつみさんと瑠宇を絡めたドタバタ劇で笑える。
また、下校デートの腰を踏む実原を抜出し、さらに笑える展開となっている。
(ちなみに作中で関連性は描かれなかったが、
確実に瑠宇の一発が一也の腰にダメージを与え、後半の展開につながっていると思われる。)
主人公が「変態」っぽくなくても、面白おかしいコメディ。楽しいね。
(しかし「うどんネタ」はゲーム内もしくはキミキスを知らないと分かりづらい気が…)


メディチックな話だけど、しっかりと進める話は進めるのがこの漫画のようで、
風景や虫、植物、動物の写真が得意な実原が、ポートレートを撮らない理由…
その核心に迫る話が描かれている。
メディチックな話の次にシリアスな話…
少し落差を生み出す結果にもなるし、
シリアスな話の導入前にコメディ成分があるため、印象としても重くはない。
ブコメとしてライトに、それでいて見せる話は見せる、
そんな話でフォトカノLAは面白い話だと思う。


次回はどんな話になるのか?期待したい。


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