誕生日おめでとう!

今日は深角友恵さんの誕生日です。


教室の隅である女の子を羨ましそうに眺める少女がいた。
人気のない非常階段で静かに過ごす少女がいた。
地味で無愛想な顔を悩んで一人川の水面でにらめっこする少女がいた。
誰にも気づかれずにひっそりと。


今までがそうだったから。
そして、これからもそうである。そう思ってた。


誰にも気にされたくないはずなのに、そばに寄ってくる彼がいた。
変わり者。それは彼女も同じだと自覚していたが、彼にはその言葉がふさわしかった。
同じ変わり者、そして(ある意味)似た者同士。
最初のきっかけから、会うたびに彼と親しくなっていた。
ちょっとずつ自分を知ってもらうたびに。話をするたびに。


だけど、彼女には残された時間があまりなかった。
その時間まで…彼女はどう過ごすのだろうか?


深角さん、誕生日おめでとう。