二つのアルバム
ファミ通コミッククリアにて連載中の「フォトカノ Love Album」。
間咲ののか編第3話の感想。
あらすじ
毎朝、ののかの特訓に付き合わされている一也。
そんな一也に新見さんがあることを依頼する。
新見さんにデレデレな一也の様子を見たののかは……。
フォトカノHappy Albumでも新見遙佳と間咲ののかの二人の関係が描かれていたが、
こちらでも二人の関係はクローズアップされていきそうである。
一也の遙佳への想いと、それを知っているののかの想い。
そもそも原作がののかの話というのが遙佳絡みというのはあるのだが。
フォトカノHAではHルートらしく『恋の果たし状』が描かれたけど、
フォトカノLAではグラビアを研究したり、柚ノ木さんに料理の教えを乞うたり。
簡潔に描かれてはいるが、グラビア研究しているののかの空回り具合はよく分かる。
この空回り具合はたぶん今回の話の“笑いどころ”なのだと思う。
また、“笑いどころ”と言えば、一也が遙佳の頼みごとで失敗する話がある。
原作では該当するシーンがないオリジナルの話なのだろうが…
うーん…私はあまり好きじゃない、かな。
別につい女の子のえっちぃ写真を撮ってしまったってのは悪くないだろうけど、
頼みごとで撮っている写真で目的を忘れてまでそんな写真を撮ってしまうのか？と考えると、
どうにも首を傾げてしまう。
ギャグなのは理解できているが、前田一也がそんな人物であると描くならば、
あまり好感は持てず、面白くないと思ってしまう。個人的嗜好だが。
全体的な印象としては、ギャグな雰囲気はあるのだが、淡々と物語が進んでいる印象。
“笑いどころ”で『止める』何かがないため、
ペラペラとページをめくって終わりという読み方になってしまう。
目を引くモノがないのだ。
もっと“魅せ”てもいいかなぁ…と個人的には思います。
ギャグならギャグらしく突き抜けた描写があってもいいハズです。
強調線ばかりだとワンパターンな気がします。
以上。
