アニマルッ!

宣言通り、precious diaryの感想を述べるとします。
なんとか体力は回復しました。


注意:以下の文章は駄文をつらつらと述べており、少々長めです。
   述べている事はすべて個人的な主観です。


順調に絢辻詞編は進んでいます。
けっして文句があるわけでも、不満があるわけでもないですが、
そろそろ何かしら変化がほしいなぁと思うこの頃です。


私はヤングアニマルを読んでこの世界に、キミキスの世界に入りました。
そして流れるようにアマガミの虜にもなったわけですが…。
つまり、東雲キミキスがなければ私はキミキスを知る事は無かったし、
キミキスをやろうとは思わなかったという事です。
ここで少し私と東雲キミキスの出会いについて語ろうと思います。
それまで、TLSといったゲームがある事は知っていたし、
少しはどんなものか知っていました。
しかし、ギャルゲーに手を出す事がためらわれ、やる事はありませんでした。
もともとヤングアニマル読者で、
新連載があり、読んでみたのがきっかけと言えるでしょう。
ただの恋愛ものかと思っていてなめていました。

「はっ!?膝にキス!?」

私は驚きました。
膝にキスするといった行為はあまり珍しい事ではないかもしれません。
しかし、当時の私にすれば思いつきはするが、
それを描きあらわした話は知りませんでした。しかも1話目から。しかもキスの練習で。
それから東雲キミキスの摩央姉の虜になりました。
摩央編が終わった頃、それがゲーム原作だと知り、非常に興味を持ちました。
そして買い、スタッフの方々の毒におかされました。
とまぁ、これが出会いであるわけです。


私は某アマガミ応援雑誌の対談記事において
「純なゲームと思わせておいて『あれ、このゲーム変じゃね?』ってのが良い」
という一文に非常に共感できます。
これがキミキスの良さならば東雲キミキスの良さもこれではなかっただろうか?
本編を通してみると純粋な恋愛もの。
でもところどころに「あれ?」がある。膝キスとか摩央チェックとか。
実に良いスパイスだったと思う。
純粋な恋愛話の上にキミキスの「あれ?」があり、
原作がつぶれていない、雰囲気が残っている。
だから東雲キミキスは奇跡のコミカライズだと私は思います。


ではアマガミはどうだろうか。
よく動画サイト等でupされている動画ですが、
アマガミの「あれ?」の部分が非常にクローズアップされていると思う。
確かにスタッフの確信犯的な「あれ?」が非常に多い。
別に悪い事ではないし、不満もない。
ただ、そのために普通の恋愛話の部分がしっかりあるにも関わらず、影が薄い気がします。
孤独な少女の支えになったり、憧れの人に2回も振られたり、など
恋愛要素があるのにですよ?
東雲アマガミを読んで思うのはここです。
アマガミの「あれ?」がクローズアップされ、純粋な恋愛話が見えてこないのです。
ここからどんな風に恋愛が発展するのか、結末を迎えるのかという部分がスポイトされ、
「あれ?」なイベントを淡々と消化するだけになってしまっている。
絢辻さんでいうなら「裏の顔」がクローズされ、
一人ぼっちの絢辻さんが見えてこないのです。
主人公が孤独なヒロインの支えになる、そんな主人公に絢辻さんが惹かれていく、
そんなストーリーだと私は思っていますので
恋愛ものとしての方向性が分からなくなっている、そんな気がします。


私は今でも東雲先生は好きですし、毎回楽しみにしています。
決して文句や不満があるわけでも、
ああしろ、こうしろというわけではもちろんありません。
次回に縁さんがでてきて、前述した状況を打破してくれると、
孤独な絢辻さんがクローズされ、恋愛ものとして方向性を見出してくれると信じています。

Tsukasa Page 6 あなたをあたしのものにします 感想