アンソロジー

試験勉強をしなくてはいけないが、少々疲れた。
講義や実習も終わり、休みの日が増えたせいか…
それとも演奏会が終わって、気が抜けたせいか…
少しモチベーションが低下しているのがわかる。
モチベーションは試験前までには高めるつもりです。
少し気晴らしに…と散歩に行こうとしましたが、
外はあいにくの雨。
住んでる所は標高が低いうえ、水はけが悪いので、
雨の日に散歩に行くとズボンが悲惨な事になります。
…ということで少し前のアンソロでも読むか、と
トゥルーラブストーリー系のアンソロをしばらく読んでいました。


私の年代で初期TLSをリアルタイムでやっていた人は
おそらく少数でしょう。
私だってTLSを知ってはいましたが、やってませんでした。
親がやっていたか、兄姉がやっていたか…
そうでないとリアルタイムでやる事はないでしょう。
そして、よほどの事がない限り、
プレイヤーもしくはファン以外はアンソロを買う事は
ほぼないと思います。
たとえファンでも買わない人はいますし、
ファンの中には「アンソロは世界観を損なう」などの意見の人がいます。
私もその考えは否定しません。むしろ肯定します。
ですがアンソロの作品はその時の世相やファンの声が
上手く反映されていると思います。
自分が思い描く世界観とは違い、気分が悪くなることがありますが、
妙に納得させられる作品があり、私はアンソロは大好きです。


私のように後からTLSをやったものにすれば、
ゲームをプレイして熱い想いを抱いたとしても、
誰か共感できるものはいないのか、
他の人はどう思ったのだろうと、
完全燃焼しきれない想いが生まれます。
その時、アンソロがあれば
やっぱりこんな風に思うよなぁ、とか
あぁこういう見方もあるよな!とか
共感、新発見を知ることができるのです!!
また、後々のファンならではかもしれませんが、
当時の世相を垣間見て、時代を感じる事も出来るのです。
アンソロは大事にしていきたいな、と読みながら思っていました。
アンソロもですが、同人やブログもその担い手の一つであると
私は認識しています。




アンソロや同人誌を買ったり、当時の書き込みを読んだりして、
少しでも先人たちに近づきたいという思いがあると同時に、
関連商品を買ったり、ブログを書いたりして、
キミキスアマガミがさらなる発展をし、
これから先の歴史を創るお手伝いがしたいなぁという思いがあります。
今後の続編からファンになった者たちが
はたしてどんな想いでこれらに触れることになるのか…
楽しみです。


――まだまだ揃わぬアンソロや小説の棚の前にて――