アニマルッ!

precious diaryの感想。


前回、絢辻さんのお見舞いにきた橘純一。
絢辻さんはベッドで横になりながら何かを語ろうとする。
絢辻さんから語られる事とは…?
というもの。


前回の最後のセリフを振り返ってみると
「どうして素で怒った…かな?」でした。
しかし、なぜ怒ったのかは語られなかった。
絢辻さんの今までの立場、想い、そういったものが語られた。
語られれば語られるほど、絢辻さんが怒った理由から遠ざかる。
前々回の行動と持っている想いが一致していない。
やはり前々回の怒った理由は不明のまま。
だけど絢辻さんが何を思っていたのかが分かり、
今までの言動の理由が少しわかるような気がする。


「わたしはだぁれ?」


話のタイトルでもあるこのセリフ。
発言に関しては色んな解釈ができると思う。
そして、それを「こうだ!」と言ってしまうのは
何だか世界観が限定されるようで何だかつまらない。
精神状態が不安定になって出た言葉の一つに過ぎないのかもしれない、
自分を見失ってしまったことの言葉なのかもしれない、
今まで自分はこう生きると決めてきたのに
反してしまった自分に対しての言葉なのかもしれない、
今までの自分に対して否定的になり、自分を否定した言葉なのかもしれない、
etc...
解釈には色々あり、やはりこれ!と決める事は難しい。
というか、絢辻さんのことに関しての考えがまとまっておらず、
よく分からない、という想いもある。
だけど、こういう意味深な発言は
こうだと一つに限定するのは面白くないという想いがやはり強い。
色んな考えがあった方が面白いじゃないか、と。
メチャクチャな感想かもしれないが、
今の考えとして、私はこう思っているというのをここに記す。
感想って難しいね。


はたして、これからどう結末に展開されることか…楽しみです。


本編とはあまり関係ないかもしれないけど、
妙に印象に残った事があるので一つだけ。
絢辻さんの家を出てすぐ縁さんと会うが、
橘さんは縁さんの絢辻さんを心配していない様子に唖然とするシーンがある。
姉妹なのに、こう…あたたかいものが感じられないシーンだと思う。
その直後、美也と純一の絡みがあったが、
さっきのシーンとの差のせいか、非常に仲の良い兄妹に見えた。
実際、美也と純一は仲がいいが、
この対比により、より一層縁さんと絢辻さんの仲が妙だと思わされる。
この対比が妙に印象深かったなと感じた。


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