アマガミSSのSSって…? - 28 -

アマガミSS 森島はるか編を視聴したところで、
再び『キミの瞳に恋してる』のCDを拝聴した。
『キミの瞳に恋してる』『花』がアマガミSSにおいてどんな歌であったか、
今一度、聴くために。
そして、7月に購入した段階ではネタバレを恐れ、聴かなかったモノローグも
あわせて聴いた。


以下、改めて『キミの瞳に恋してる』の感想を書く。
なお、基本、私は一度書いた商品などの感想は書かないことにしているが、
アマガミSS」のCDたちだけは
アマガミSS」を視聴する前とその後の感想の違いを残すために記そうと思う。


最初、この曲を聴いた際、
「森島先輩が描かれている」と感じ、歌詞やタイトルについて
あれこれ考えた。
その想いは今もあまり変わらないが、一部考えが変わったところもある。
だが、それについては今回触れない。


アマガミSS 森島はるか編」を視聴しての感想は
「森島先輩の描写、特に心情が分かるような描写が足りず、不満感があった」
であった。
森島先輩の恋愛に対して、不安や心配を抱いている、そんな描写。
そして、その描写が描かれなかったため、
最後のホテルでの森島先輩の話がどうも???に思えてしまうと感じた。


そんな不満を持って、改めてCDを聴いた。
そのとき「ああ、森島先輩が描かれている」と再び強く感じた。
恋愛に対する喜びや楽しさが描かれている一方で、
森島先輩が抱いている不安や苦しみ、
そして、純一への上手く伝えられない想いがそこに描かれていた。
森島先輩はこんなことを想っていたんだ。
だけど、それを上手く伝えられず、苦しんでいたのか。
よく表されていた。そう改めて感じた。
特に『花』は…。


それは特別版に収録されたモノローグでも垣間見える。
ノローグは第一章〜第三章の森島先輩の回想であったが、
シーン一つ一つに森島先輩が想ったことを述べられており、
森島先輩の想いだけでなく、心情の変化というのもつぶやかれていた。
もちろん、森島先輩の不安や苦しみも描かれていた。


もしかしたら、このCDを含めての森島はるか編なのかもしれない。
アニメを見ているだけではよく分からなかった、
もしくはアニメ本編では描かれきれなかった森島先輩の心情、
それがはっきりと描かれ、知ることができる。
だから、『キミの瞳に恋してる』はアニメを補完する作品だと思える。


ノローグにおいて、なんか自分の考えと違うなと思うところは個人的にある。
だが、ゲーム未プレイの視聴者が「森島はるか」という人物を知るうえで、
ノローグ、そして2曲は大いに役に立つと思う。
(……はたしてアニメから入った方が、CD、それも特別版を買うのかは不明ですが。)
もし、アマガミ未プレイの方で、「アマガミSS 森島はるか編」を視聴された方は
ぜひ『キミの瞳に恋してる』のCDを聴いていただきたい。
「森島はるか」という人物がどういう人物か、より分かると思います。
そして、興味が出たり、違った一面が見たいと思われたならば
ゲームをプレイすることを勧めます。


そんな感想。


これから私は棚町薫編を視聴することになり、
さらに別のヒロイン編を視聴していくことになる。
そして、各々のエンディングCDを再視聴したとき、
ED曲、およびモノローグを聴いたとき、何を想うだろうか。
楽しみにしたい。


また、森島はるか編で描かれなかった、森島先輩の別の一面、
例えば美也と仲良くなる、先輩が可愛い物好きである……
などといったエピソードが描かれていくことを心の底から期待する。



『キミの瞳に恋してる』感想
その0 購入し、視聴するまで
その1 森島はるか編 第一章「アコガレ」感想
その29 『きっと明日は…』感想