アマガミSSのSSって…? - 14 -

さて、アマガミSS 七咲逢編 第二章「トキメキ」を視聴しました。


以下、感想のようなものを。



視聴をしてみて、
多少イベントを改変させているところはあるものの、
その改変を話がつながるように配置している印象があった。
改変は大変悪いことではなく、むしろ良い方に働いていると感じる。
テンポよく話が進み、面白く視聴できている。


……はずなのだが、
どうしてか、違和感のようなものを少し感じている。
それについて、考えながら視聴していた。




思い至った結論は以下だ。
私は七咲逢という人物に違和感を感じている。


勉強を教えてもらっているときの話だが、
「子供っぽい」とか唐突にズバッと言っちゃう…。
そういう話の流れがあったわけでも、純一を褒めたりしているわけでもなく。
笑ってしまいそうになるが、よくよく思えば失礼だよなぁ…と。


胸の話で不機嫌になった七咲の機嫌を直すために純一が突撃した時の話。
あんなことを人前で叫ばれて、迷惑に思わないな…と。
むしろ喜んでいる…。
個人的な話だが、ゲーム中、これはギャグの一種だと認識していた。
そもそもこのイベントはゲームでは選択次第で発生し、
内容的には選択ミスで好感度ゲージが不獲得となり、
☆イベントである下校イベントを発生できない場合の☆獲得イベント。
獲得できるはずの☆を一度取りこぼしての☆イベントと認識できるので、
私にはこのイベントは脇道的な話だと思ってた。
そのため、重要な話ではないし、取り上げなくて構わない話。
わざわざ取り上げることは、ネタとして取り上げたとしか思えない。


そういえば七咲って部活を邪魔されるのを嫌うイメージがあるけど、
ああやって突撃されることは迷惑に感じないのかな?どうだろ?


アクションベルトの話は「ちょっと…」と思う。
確かゲームでは純一と一緒にベルトを買いに行って…という流れがあったが、
アニメでは省略。
そのため「ベルトをもらってくれませんか?」と言われると、あまりにも唐突。
しかも、あげる理由が「子供っぽいから」
先ほども述べたが、失礼だと思う。
イナゴマスクが好きだとか、そういう話があったならともかく、
そんな話もなしに、「子供っぽいから」と言って突然前置きもなく渡す…。
普通は困惑するし、「馬鹿にされた」と思う人もいておかしくない。


前回の第一章で触れなかった話だが、
公園でブランコをしているのを眺められ、「何見ているんですか?」と言う。
別に「あ〜ブランコしているな」と見るくらい問題ないでしょ?
何?その「見せもんじゃねぇぞ」的な発言は?
そして、出会って間もなく、そこまで親しくないと思われる人を
自分の買い物に付き合わせようと考えるのも
普通は考えられないようなことだと思う。


思いつくだけあげてみた。
アニメの尺の短さから、そういう違和感が生まれることもあるかもしれない。
だが、原作通りのところもある。
そして、シーンの一つ一つ見ていくと、
「七咲はこんなこと言いませんか?」とか
「七咲はこんなことしませんか?」とか、問うと「違う」と言いにくい。
基本、多少削ってはいるが、ゲームにそっている場面が多いこともその一因。
そのため、七咲に違和感を抱きつつも、私からは「これは七咲ではない!」と言えない。
もしかしたら、ゲームでの七咲もそうだったのかもしれない、と。




そもそも私は七咲のイメージについて、どんなイメージを持っているだろうか?
そう考えると漠然としたイメージしか持たないことに気づく。
七咲について深く考える事を放棄していた。


前回の話で触れたが、私の七咲の最初のイメージは「とっつきにくい」
そのとっつきにくさ故にあまり深く考えなかったのだろうか?
それもある。
だが、そのとっつきにくさも違和感が原因とも考えられる。
一切反論の余地なく、主人公の意見を聞かない。そんな七咲の姿。
一方的に突き放すことしかしない七咲の言動。
なんでここまで突き放すのか理解できない。分からない。違和感。
分からないから、少し距離を置こう。
そして、距離を置いたため、深く考える事をしなかった。


今まで深く考えなかった理由は「違和感に対し、目をつぶるため」もあると思う。
例え違和感を感じても、話が展開するために必要な話だったんだろう。
そんなことを考え、違和感から目を背けていた。
以前「Love goes on!」の感想で述べたことがあるが、
私は滑り台のイベントが好きではない。
違和感を感じるためだ。だが、物語としての位置づけは認識している。
そのため、多少???な部分はあるが放っていた。
そんな風に今まで目をつぶってきた。




私は七咲逢という人物に対し、深く考えていなかった。
今回視聴して一番感じたことはこのこと。


話としては七咲と純一の関係が築かれていく様子が描かれ、面白いと思う。
だが、違和感が原因により、???な部分が多い。
これはアニメの問題ではなく、私とゲームの関係の問題。
今一度、七咲と向き合う必要を感じた。


だから、感想も以上のようになってしまった。
めちゃくちゃだが、今の感想として残しておく。



以下、気になったこと。


その1。他のヒロインたち。
絢辻さんと七咲が対面した時に、間がありましたが…あれは一体…?
あれは今後の展開に影響があるのでしょうか…?
梨穂子は次編のヒロインですが、
前回・今回と描かれている茶道部の風景は何か活かされるのでしょうか?


その2。図書委員。
あの図書委員ってどんな娘だろう?とかゲームで考えていたりもしていた。
アニメでは顔は映されずも、髪型等は映された。……そんな感じなのか。
ちなみに私は
2本のアホ毛があって、左右のサイドにそれぞれ髪留めをしている娘か、
前髪〜横髪を三つ編みにして、左右にその三つ編みがある娘とか、
想像していました。
いや、だって「図書委員」って言うから…。


その3。純一。
言い方は悪いかもしれませんが、変ですよね、彼。
誰も「ビーバー三国志」について語れ、なんて言ってないよw
高橋先生に怒られて、あることに気づいて、全力疾走で七咲のもとへ行く…
怒られて立ち去る場面も変だし、わざわざ全力疾走しなくても……;
1年生トリオに乱入した純一はそこで余計なひと言を言っちゃうんですね。
どうして言っちゃうかな?後ですぐ気づくならなおさら。
プールに突撃した時も、よくまあ、あんなこと堂々と…。
ギャグとして取り扱うならともかく、
そうではないのですから、やはり「変」と思ってしまう。
(少し述べたが、私はこれらをゲームでギャグと認識していた。)
もしかしたら、私が違和感を感じる原因はここにあるかもしれない。
ゲームのギャグをそのままアニメにしたら、ダメということ……か?


その4。美也。
ところどころ七咲と純一の間に入るような場面があり、
今回、紗江ちゃんのときよりも多少は仲介役になっている気がします。
気のせいかもしれませんが。
しかし、美也が紗江ちゃんの胸のしているシーンは、さすが橘兄妹だな…と。
この兄にして、この妹ありですか…。


その13 七咲逢編 第一章「サイアク」
その15 七咲逢編 第三章「ヘンシン」