アマガミSSのSSって…? - 31 -

アマガミSS 七咲逢編を視聴したところで、
再び『恋はみずいろ』のCDを拝聴した。
『恋はみずいろ』『minamo』がアマガミSSにおいてどんな歌であったか、
今一度、聴くために。
そして、10月に購入した段階ではネタバレを恐れ、聴かなかったモノローグも
あわせて聴いた。


以下、改めて『恋はみずいろ』の感想を書く。




一番気になったのはモノローグだった。
本編中ではあまり語られなかった七咲の心情が描かれていると思ったからだ。


実際に聴いてみると、
ちょっとカッコ悪くて、優柔不断な純一だけど、今まで接してきた中で、
優しいところ、ちょっとお節介なところ、子供っぽく、素直なところなど、
良いところを見つけた、と語っていた。
そして、遊園地のデートで「郁夫は風邪」と嘘をついていたことをバラした。
スランプで息抜きが必要だったから、と語っていた。
だが、おそらく遊園地の前から純一が気になっていたのだろう。
そして、ファラオでの出来事…。


公園でキスをしたとき「先輩が私の中で大きな存在になっていた」と思っていたという。
さらには「先輩を幸せにしたい。そうすることが私にとっての幸せ」
「私のあげられるものすべてを先輩にあげたい」とも。
やはりどうして突然こういう考えに至ったのかは分からない。
だけど、七咲の想い、そして人物が少しは分かった気がする。
面倒見の良さ、甘やかすという一面。
そして、恋に対して一気に熱するという一面。ヒートアップする一面。


だけども、不安がある。
純一がどう思っているのか、想いを聞いていないこと。
自分を受け止めてくれるのか、分からないこと。
語りが熱くなって駆けているのかと思えば、
はたと立ち止まり、冷静になり、いろいろ考えるのは七咲の特徴かもしれない。


とにかく、モノローグでは
純一を好きになったこと、その純一に対する想いと不安が描かれていた。




改めて『恋はみずいろ』『minamo』を拝聴した。
普段クールに装っているが、その想いは熱いということに改めて気づいた。
純一への想いが描かれていた。
純一の想いを知りたいという不安も描かれていた。
また、純一に自分の想いを受け取ってくれ!という想いもあった。
願いや想いを聞いてくれ、と述べていた。


もしかしたら、与えるという行為が七咲にとって最上の愛情なのかもしれない。
だから、素直に聞いてくれたり、甘えてくれたりする純一は最高の存在なのかも…?
これはあくまで個人的な想像だが。


関係のない話だが、ふと炎の色は赤よりも青の方が熱いということを思い出した。
燃えている水色というのは決して冷たくはない。情熱的な赤よりも熱い。




森島はるか編は愚直に告白する純一の一生懸命な姿とそれに影響された森島先輩の姿。
棚町薫編は未熟ながらも成長し、支え合っていく二人の姿。
中多紗江編は一生懸命に変わろうとした紗江ちゃんの姿とそれに感化された純一の姿。
今回、七咲逢編は何が描かれた作品だったのか、
私の中でどういう作品だったのかと結論付けるのに、迷った。
だけど、改めてCDを聴きなおして、こんな話だったと思い出すことで
一つ思い至った結論があった。
それは「七咲が恋の炎がつき、その炎が燃え盛る姿」だと考えた。
七咲が純一と出会ってから、親しくなり、好きになっていく様子が描かれている、
私はそう感じた。


次回予告のBGMは「sweet actuarlly」……『意外と甘い』と訳せる。
そう、最初は親しくなかったが、次第に親しくなっていく七咲を示しているだろう。
だんだん甘い関係になっていく。


七咲逢編で純一の姿はよく見えなかった。純一が何を考えているのか分からなかった。
だから、七咲にスポットを当てた作品なんだ、と思ったのだ。




雑になってしまったが、
これが私の「恋はみずいろ」および七咲逢編の感想である。


『恋はみずいろ』感想
その0 購入し、視聴するまで
その13 七咲逢編 第一章「サイアク」
その30 『あなたしか見えない』感想
その32 『恋はあせらず』感想


追記:「sweet actually」部分を後日追記した。