君僕 〜キミボク〜

「きみが教えてくれたこと まだ全部 心に残ってる」


『君と僕の歌』と検索され、当ブログを訪ねられた方がいらっしゃり、
ついTLSRの主題歌である「きみとぼくのうた」を思い出した。
トゥルー・ラブストーリー Remember My Heart」略してTLSR。
トゥルー・ラブストーリーTLS)」の改良版であり、
すでに発売されていたTLSに様々な追加イベントや要素をプラスし、
装いも新たに発売された作品である。
今日はそんなTLSRの話をしたいと思う。


内容自体は変わらないが、TLS → TLSRという流れは
転校をテーマに取り扱ったTLSだけに、
離れ離れになってしまったあの娘と再会する…そんな気分がしている。


女の子とデートできる場所が増えたり、みさきと下校デートできたり、
大須賀や柳沢と言った男キャラにもボイスがついたり、
それ以外にも多くのイベントが追加されるなど、TLSRはTLSと比べて大きく改良された。
だけど、個人的にはTLSRよりもTLSの方が気に入っている。
発売されて10年経ってからTLSシリーズに触れ、プレイした私だが
TLSRはなかなか近所に売っておらず、その代りTLSはすぐに手に入った。
そのため、TLSRよりもTLSをより多くプレイした。
初めてTLSRをプレイした時はちょっぴり違和感があった。
男性キャラのボイスにも慣れない感じを覚えたが、
一番は主題歌の違いだった。
「きみとぼくのうた」は、
離れ離れになってしまった後、相手を想う歌で、良い歌だなと思うが、
トゥルー・ラブストーリー〜恋のように僕たちは〜」(通称:コイボク)のように
離れ離れになってしまう悲しみを扱った歌も面白いと思う。
特に後者の場合、TLSのラストの主人公のモノローグにあるように
離れること、離れてしまったことへの不安・悲しみが描かれており、
悩みという、ある種の青春を感じさせる。
ありきたりだけど、誰にでもありがちな悩みで、
多くの人の胸に来るものもあるのではないだろうか?
「結ばれることを約束とする恋愛SLG」において、
必ず離れ離れになり、その不安が主題歌やエピローグに描かれるTLSの方は
少し異質なものに感じるが、個人的にそこがまた好きである。


そんなわけでコイボクが主題歌のTLSの方が好みなのである。
OPのアニメーションがTLSRよりもTLSの方が好きというのも実はある…。
理由が単純だと思いますか?
ですが、好みというのはこんな簡単なもので決まる…そう思います。


必ずしも改良されたものが良いわけではない。
それは他のモノにも言えるような気がする。
TLSシリーズの血筋を持つキミキス、そしてアマガミ…。
ファン全てがエビコレ版を受け入れているわけではないと推測している。
あまり多くを語るつもりはないが、
私はキミキスアマガミともにエビコレ版には不満を多少なりとも持っている。
…またいつか機会があれば話そうと思う。いつかは分からない。