SS-2

昨日の日記にも書いた通り、アマガミSSの二期が制作決定したようです。


そして昨日、私はアマガミSS 美也編を視聴し終わり、
新作アニメーションDVDを除けばアマガミSSをすべて視聴したことになります。
私の中でアマガミSSが終わったと同時に
二期制作決定の発表というのは少々奇妙な縁を感じます。
制作決定については、素直に嬉しい想いと不安に感じる想いの2つがあります。


嬉しい想いというのは、これからもアマガミSSが世に出ていき、
アマガミがまだまだ続いていくということで嬉しく思います。
それにともない、ねんどろいどの話も進むでしょうし、
連載されているアマガミのコミカライズも続いていくでしょう。
様々なアマガミを楽しんでいる私にとって喜ばしいことです。


不安に思うことというのは、一期に対する不満によるものが大きいです。
まず、二期で何をするのか?ということです。
一期ではアマガミの各ヒロイン編のストーリーを作り、見せてきました。
アマガミのイベントを盛り込み、オリジナルの展開を交えつつ、
各々の恋愛模様を繰り広げていました。
正直言うと、私はもうお腹いっぱいです。
満足するまで料理を平らげたという意味ではなく、
アマガミSSを食し、味を知り、ある程度量を食べたことで
これ以上食べることに何の意味も見出していないという意味です。


私はアマガミSSに原作の雰囲気を見せつつも、新たな展開というのを期待していました。
私が原作をプレイし、面白い・楽しいと感じた部分をどれほど出しているのか、
アニメ化によってどれほど違った「アマガミ」を見せてくれるのか、
そして、面白いのか…。
後々、アマガミSSの感想で書こうと思っていたことだが、ここで書き記す。
結論から言うと私が楽しんだ原作の雰囲気はほとんど見えなかった。
私が楽しんだアマガミの面白さは「主人公や周りの成長や変化」であった。
トラウマを抱えた普通の高校である主人公が、普通の高校生活の中で
周りとの関わりによって成長することができた、変化することができた。
同時にヒロインたちも主人公との関わりで変化することもできたし、成長もした。
もしくはその逆も…。
とにかく、その成長する様子や変化する様子が私は好きだったし、ハマった理由の一つ。
だが、アマガミSSではその様子はまったくの皆無ではなかったが、
どちらかというと俗にいう「変態紳士」と言われる主人公の言動に
スポットが当たっていたように思われる。
例えば膝裏キスとかヘソキスとか…ね。
別にあったって悪くはないが、話の展開がおかしいと思われる中でもイベントを入れ、
なおかつ、そのイベントがゲームでやったものの範疇を超えないというのは
少し残念に感じた。
また、主人公が変態(奇妙な人物)のように扱われることに怒りも感じた。
彼は普通の高校生なのに。
アマガミSSはそのイベントを見せることがメインとなってしまい、
肝心の話は二の次…と思われる展開に腹が立った。
いかにアマガミを笑わせ、見せることができるのか、ということに重きがあるようで…。
そして、その展開に合わせ、ヒロインの性格まで変えてしまったように感じられ、
残念な想いもした。


確かに、ウケを狙って作られたイベントは数多いと聞きます。
でも、アマガミのメインはそんなところではないはずでしょう?
恋愛模様でしょう?その恋愛から何がどうなったのかでしょう?
もし一期のような、ただイチャイチャすることに重きをおいた作品ならば
胃もたれがして、私は「もうけっこう」となるでしょう。


ついでに…原作でまだやっていないイベントをやるのか?とも考えられますが、
別に私は原作のイベントをアニメで見ようとは思いません。
あくまで個人的な意見ですが、
ゲームの範疇を超えないイベントシーンよりも
新たに作り上げたイベントシーンの方が私は興味があります。
ここだけの話、新作アニメーションDVDの内容を知って、落胆した記憶があります。
アニメオリジナルの「新作」アニメーションが見たかったのです。


ひねくれものかもしれませんが、期待していないわけではないのですよ?
お腹いっぱいと言いましたが、私のお腹を空腹にしてくれる作品を期待しています。
美味しい匂いに誘われて、満腹状態が一瞬のうちに空腹にさせてくれる、
そんな作品を心の底では願っているのです。
そして、きっと作ってくれると信じています。


余談ですが、いっそのことギャグアニメにしちゃうくらい原作無視の話ならば
清々しくて、原作と比べることもせず、楽しめるんじゃないかとも思ったり。
さっきの話と少々矛盾しているようですが…。


そんなこんなでアマガミSS二期に期待します。