sweet lips

キミキス スウィートリップス」
かつて、チャンピオンREDいちごで連載された、
糸杉柾宏先生が描くキミキスのコミカライズ漫画。


糸杉先生が自身のアカウントで同作品について少しつぶやかれていた。
何をつぶやかれていたのか…には今回、あまり触れるつもりはない。
ただ、そのツイートを見て、ふと「スウィートリップス」という作品について、
改めて考える機会ができた…そんな話。




スウィートリップスの最大の特徴は、
その他のコミカライズ作品が一人のヒロインについて、数話物語を描く形式に対し、
一話完結のオムニバス形式で各キャラにスポットライトを当て、
各々の恋愛模様を描いていた。
それも、ゲーム主人公(相原光一)視点ではなく、ヒロイン視点で。


たった一話ずつしかない物語。
だけど、原作の内容をうまく抽出し、ゲームの雰囲気を醸し出している。
ときにオリジナル要素を加え、補完をしている部分があるが、
それがとても物語を深めるのに役立っている。
ヒロイン視点で物語が進むのもとても良い。
ゲームでは主人公およびプレイヤーの心情しか分からず、
ヒロインたちの心情というのは推測する部分が大きい。
そういったヒロインたちの心情が漫画内で描かれることで、
ゲームとはまた違った面白さというのを出しており、とても刺激的だった。


キミキス various heroines」も私は好きだったが、
この「キミキス スウィートリップス」も以上の理由からとても好きだった。
どっちが良かったなんて、個人的にはどうでもいいこと。
どっちも良かったし、楽しんだ。




また糸杉先生が描いたキミキスのような作品を
アマガミのコミカライズでも読めないだろうか…。
ぜひ読んでみたい…。


なんてことを考えていたら、糸杉先生のツイートにて
「読み切りでアマガミのコミカライズのオファーはありましたが、そん時はスケジュール的にムリムリだったし。まあ、いろいろ、タイミングですよ。タイミング。」
とのお言葉が…。
むむ…残念。だけど、糸杉先生以外でもそういった作品が描かれればいいなぁ…と。
糸杉先生のアマガミも読んでみたいですがw