トゥルー・ラブストーリー発売15周年

15年前…というと私にとってだいぶ昔のように感じられる。
私はまだ幼少で、恋愛SLGがブームになっているのは子供ながら知っていたが、
トゥルー・ラブストーリーの存在は名前だけしか知らなかった。
いや、名前すら知っているのも怪しいか。
とにもかくにもトゥルー・ラブストーリーとは無縁の生活を送っていた。


4年前、私はキミキスと出会った。
キミキスをプレイし、誰もが抱くような恋愛感情や青春の悩みが入り混じる…
その世界観にハマった。


キミキスにハマり、キミキスについて調べていると、とあるゲームの名が目に付いた。
トゥルー・ラブストーリー
話によるとキミキススタッフが依然携わっていたゲーム…
それくらいしか知らなかった。
キミキスのすべてを網羅したい…キミキスの過去も知りたい…
そんな感情から私はトゥルー・ラブストーリーに手を出した。
近所の店に売ってあったのはトゥルー・ラブストーリー、初代TLSだった。
TLSシリーズと言えばリメイク版や廉価版を除いて1〜3、そしてSummerの4本、
ファンディスクを含めれば5本出ているのだが、
偶然にも、初めて手にしたのは初代TLSであった。


こう言ってしまうのはアレだが、
正直な話、最初に起動したときの印象は「古い」だった。
絵柄といい、立ち絵の動かなさといい、キミキスと比べると見劣りしてしまった。
とりあえず、最初のプレイは淡々と進めることに決めた。


初めて迎えたエンディング…
弥生ちゃんへの告白と転校していくことへの悲しみ…
そんな感情が入り混じった別れで物語が終わっていた。
エンディングはもっとハッピーな感じで終わると思っていたのに、
想像と違い、驚いてしまった。
また、エピローグで再会するものと思いきや、
再会はせず、離れ離れの苦悩を描くカタチで物語が完結していた。
OPに戻り、EDと同じその曲を改めて聞くことで、初めて気づいた。
主題歌が別れの歌であることに。
改めて気付いた。TLSも誰もが抱く恋愛模様と青春の悩みが入り混じった世界なのだと。
絵柄の古っぽさなんて気にならなくなった。古いシステムにも慣れてしまった。
ただただ、キミキスにも受け継がれるその血を、貪っていた。
ハマってしまった。


その後、他のTLSシリーズに手を出したり、周辺展開にも手を出したりした。
周辺展開はまだ追えていないものもあるが、
当時のファンがどんなものを楽しんだのか、感じたいがために手を出し続けた。
そして、キミキスと同じく、溢れる想いを抑えきれなくなった。
どこかに吐き出し口を求めるようになった。
辿り着いたのはココだった。


今、こうして日記を書いているのはTLSがあったからこそ。
書き続けているのはまだまだ想いが溢れているから。
この想いが涸れるまで私はTLSへの想いを書き綴るだろう。


そんなトゥルー・ラブストーリーの発売15周年…
これからも楽しんでいきたい。


祝 トゥルー・ラブストーリー発売15周年