アイは続くよ どこまでも

アマガミ Love goes on!(2)が発売されたという事で、その感想を。


と言っても、アマガミLGOは電撃マ王で毎回読ませていただき、
毎回感想も投下しているため、内容については省略。


そうですね、隔月連載って長かったですね。
12月からスタートした話が次年の10月に終わるんですね。
単行本からしたら8月に出て、次の年の12月に出るんですから、
単行本派の方からすれば「連載続いているの?」とか「存在を忘れてた」とか
そう思った人も少なくないんじゃないでしょうか。
私にすれば、隔月というのが、非常に待たされ感が強くて辛抱ならなかったわけで、
次から毎月連載になったのは嬉しいかな?と。


また、隔月連載の弊害として、話を進めなくてはいけないがために、
話の流れが急すぎたのではないかと感じる。
なぜ、もう主人公のことが気になっているのか?話がトントンと進んでいるのか?
美也が勝手にはるかと仲良くなっているならば、
せっかく出した美也もなんで出てきたんだろう?と思ってしまう。
純一のはるかに対する態度についての美也の視点は語られたわけだし、
仲良くなる“きっかけ”にもなったわけだから、出てきた意義はあるのだろうが。


そして、もう一つ弊害としては、はるかの感情の描写が少ないこと。
はるかが恋愛に対して不安を持っている…と最終話に描いているのに、
それまでの話を読んでみても、いまいちピンとこない。
「中学時代に告白された」話を持ってきたのは面白いと思うし、
序盤に描かれたはるかの態度も、読み返すとちゃんとそう思えてくる。
だけど、独白する「不安」や「さびしさ」には疑問符がつく。


アマガミLGOは色っぽい描写は良く描けていると思う。
分かりやすくを例にいくつかあげると、
膝裏キスは個人的な好みだが、アニメよりもドキドキする。
表情とか舐め方とか、ゲームには描かれなかった描写や、
アニメでは中途半端に感じた描写がしっかり描かれ、素晴らしいものを感じる。
眉毛にキスも、はるかの唇が迫って→キス(全体)→キス(アップ)という描き方で、
力入れて描いたんだろうな…と感じたり。


色っぽいアマガミが好きで読みたいならば、このアマガミLGOはハズレではないだろう。
ゲームのイベントでオイシイところなど詰め込んであるし、
原作やっている人も「ああ、あのイベントか」と思って読めるのではないでしょうか。


私も色っぽいのは嫌いじゃないですよ?
ただ、ヒロインの新たな一面を垣間見るなど、興味深く読むことは少ないかな…と、
そう思うだけ。


以上。
今月から始まる桜井梨穂子編もこんな感じなのかな?



アマガミ Love goe on! 1巻 感想