ちょっぴりほろ苦く

amaro vol.2もとい「amaro 2012 winter」が発売され、購入した。
今号より「アマガミ わっ!」なる作品が連載されるということで、
どんな作品か、楽しみにしていた。
アマガミ わっ!」だけでなく、amaroの他作品にも触れつつ、感想を述べたい。




アマガミ わっ!」
茶道部メインの話。読んだ限りはギャグよりの漫画のよう。
今回のあらすじは以下の通り。
薫からバイト先の新メニューのアイデアを頼まれた桜井梨穂子が、
茶道部先輩の夕月琉璃子と飛羽愛歌とともにお菓子を作ることになったが…というもの。


雰囲気としては私が好きなアマガミSS桜井梨穂子編と似ているかもしれない。
梨穂子および茶道部の日常を描きつつ、
一部には梨穂子の純一への想いとそれをアシストする先輩コンビの姿があるという点。
しかし、恋愛模様がメインではない。
あくまでメインは茶道部の日常。それもギャグテイストの。
その証拠に…愛歌の提案「一番美味しいお菓子を作った者が純一にキス」で
梨穂子が純一にキスするよう仕向けたのに、
先輩二人の思惑通りに行かず、純一は愛歌の作ったお菓子を選んでしまう。
これは純一が梨穂子に対して「トクベツな想い」を抱いていないせいだろう。
明らかに梨穂子が作ったお菓子は分かるし、
梨穂子に気があるならば、梨穂子のお菓子を選んでもおかしくはない…
そう思うから。


そういった意味では恋愛要素はあまりないと言える。
だけど、それでいい。
輝日東高校茶道部の日常をコミカルに描いているのは読んでて面白かったし、
季刊誌ならばたまに読む感じで楽しんで読めるのではないだろうか。
また、茶道部のメンツの料理風景など、作中にはなかった描写だし、
ギャグテイストといえど、興味深く読ませていただいた。
個人的にはこれから続くならば読んでみたいと思える作品。そう思う。


原作の流れに沿って、恋愛模様しか描かない作品とは一線を画している…
というのも私の中で好きだった点かもしれない。
そういう作品ばかりで物足りないなぁ…と思っていたので。
次回も楽しみにしています。


第2話「水泳勝負でわっ!」感想





amaro」の他作品。


カラーイラストのテーマは「ゴスロリ
実はあまりゴスロリに興味はなかったり。ああ、あるね、程度で。
あ、印象に残ったイラストは月吉ヒロキさんのイラストですね。
ジト目が印象に強く残っています。ジト目いいよジト目。
実は他の作品と雰囲気が違っていたから…かも?


他漫画の全体的感想。
前回のvol.2では似たり寄ったりの作品が多くて、あまり面白くなかった印象。
今回はどうだろうか?と期待しての拝読でした。
恋愛モノが多いのは置いといて、それ以外の作品もちょこちょこありつつ、
同じ恋愛モノでも多様な話があって、似たり寄ったり…という印象は薄かった。
また、その恋愛モノの中でも「叶わぬ恋」を描いた作品がたびたびあり、
タイトルのように「ほろ苦い」作品が多かったことも私は好きだった。
タイトルにちゃんと沿った作品という点もそうだが、
個人的に「叶わぬ恋」の作品は胸がつままれた感じがして好きなんですよね。
(結局、個人の好き嫌いですね)
そういった意味で今号は楽しめた作品じゃないかな?と思います。




次号のamaroはどうやらリニューアルするようですね。
良い方向でのリニューアルなら歓迎です。


…それと、amaro中の広告によると
どうやら「アマガミ Various artists」と「マジキュー4コマ アマガミ」の
最新刊が発売するようですね。2012年初頭とか?
アマガミVAは5巻で最終巻という噂がありましたが、
アマガミSS+ plus」の影響からかな? 出すようですね。
面白い作品であることを期待します。


vol.2感想