マ・マ・マ
「フォトカノ Sweet Snap」第5話感想。
あらすじ
皆から囲まれて、遙佳の相変わらずの人気を確認する一也。
部室へ行くと、そこにはかつみさんと遙佳がいて…。
あれ…果音が登場していないのですが…？柚木N'先生？
それはともかく…
相変わらず人気で大変そうな遙佳。
それに対し、かつみさんから無茶しないように促されるが、
その後、廊下で遙佳の体調が悪くなってしまう…。
そして、抱きかかえる際に一也は在りし日の思い出を思いだす。
それは遙佳と距離を置き始めたときの、遙佳を異性として意識しだしたときの記憶。
原作通りと言えば原作通りのわけだが、
話の中で物語がうまい具合に進行し、繋がっているなぁと思わされる。
また、なぜ一也は遙佳と距離を置き始めたのか、その理由も垣間見え、
少しずつではあるが、主人公と遙佳の過去も分かるようになってきた。
原作をやっていれば原作通りでつまらないかもしれないが、
原作をしていない者からすればフォトカノの遙佳との物語が徐々に明かされ、
興味深いと思う。
少なくとも私はプレイが遅れており、遙佳の物語が途中のため、興味深い。
原作通りではあるが、一部イベント等を並び替え、改変・削除することで
1話の話に起承転結を作り、しっかりと物語が展開。
一つ描きたい物語の筋があり、それに合わせて描かれている…という印象がある。
疎遠になってしまった幼馴染の遙佳と主人公・一也の淡い恋愛模様…
前回、思い出を語っているときに寂しげな表情をした遙佳に対し、
今回は一也が疎遠になったきっかけを思いだす…というように
前回と、今回と、物語が動き出しているのが分かる。
フォトカノ最初のコミカライズ連載作品であり、最初の作品であるため、
私はこの作品に対し、多くは期待していないわけだが、
「フォトカノ」という作品がこういう作品なんだ、
こういう物語が展開されるんだ、と示されるには良い作品じゃないかと思う。
テンポも早くもなく、遅くもなく、ちょうどよいというのも良い。
楽しんで読んでいる作品である。
今後の展開に注目していきたい。
