キミの瞳に恋をした・・・

ヤングアニマルフォトカノ Your Eyes Only」の感想。
注意書きとしては、私はこのコミックについてあまり良い印象を受けていません。


あらすじ
体育前の休み時間。たまたま遙佳とバッタリ会った一也は少しお話をしていると…?


前回の続きが展開されるのかと思いきや、ところ変わって遙佳の話。
もうちょっと舞衣ちゃんのエピソードが展開されると思ったんですけど…。


それはともかく。写真部メンツの本領発揮?
中川と東が撮影における、それぞれの得意分野で活躍しており、
写真部ルートらしいエピソードが描かれている。


毎回言っているようなことを繰り返すが、
何を中心に描きたいのかな?ということが気になる。
写真部の突飛な行動を描きつつ、
一方では遙佳との関係についてやっかまれて困惑する描写がある。
このエピソードってゲームだとどう描かれているのかな?
原作との差異はよくは分からないが、
突飛な行動を描きたいならばもっとガンガン前面に出してもいいし、
困惑する描写を描きたいならばその心情を極端に描きてもいいような気がするのだ。


特に困惑する描写は深刻に悩むほど困った感じではなく、
「ちょっと参ったな…」程度にしか感じられない。
確かに傍から見たらその程度の出来事かもしれないが、
小さなことを敏感に受け止めて悩んでしまったり、
自分のこと、他人のことに関わらず、いつまでも引きずってしまったりと、
それこそ、多感な青春時代を過ごしていると思える主人公が
フォトカノというゲームでは描かれていると思っているため、
この軽いと思える描写にどうも違和感を感じるのだ。
タイトルも「幼なじみ」だし、もっと象徴的に描いてもいいのではないだろうか?
まあ…複数ヒロインの描写を描きつつ、展開される話のため、
ヒロイン一人あたりの描写を重くするわけにはいかないのかな?とは思う。
全部のヒロインに対して、そんな描写をやってしまったら相当話がごちゃごちゃする。
そういえば、以前の室戸先輩の部活のエピソードも比較的あっさりとした話でしたね。


そんなわけで全体的にエピソードが薄く描かれている感じがある。
んー…プラスして突飛な行動やエロスに焦点を当てているにしても、
ちょっと大人しい印象もある。
エピソードが全体的に薄めならば、そういったものをより前面にだしてほしい。
より馬鹿馬鹿しく、よりエロチックに!そしたら面白いかもしれないなぁ…と。
(ただし、私の好き嫌いは別問題。)


次はどんなエピソードが描かれるだろうか?


第5話 スナイパー誕生!?
第7話 不正登校!?