あまがみようちえん

以前、ヤングアニマルでショート連載されていたアマガミニ!
今回、ヤングアニマルあいらんどにてアマガミニ!の小冊子が付録としてついてきた。


この小冊子は今までのアマガミニ!の再録と、新規の描き下ろしを加えたモノで、
おそらくアマガミニ!の単行本が出ない代わり、
アマガミニ!」をまとめたものを世に出すための措置なのだと思っている。
これは非常にありがたいこと。
アマガミニ!の魅力は何度も語ってきたが、
短いながらアマガミの世界を表現し、なおかつ楽しい話を提供してきた。
その漫画が付録の小冊子というカタチながら、
ある種の「単行本」として世に出ることになったのだから。
また、ヤングアニマルを購入してこなかった者が
アマガミニ!という作品を読み返すための術を与えてくれたとも言える。
なんにせよ「アマガミニ!」小冊子はとても良き付録。
はっきりと、私はそう認識する。




以下、「アマガミニ!」パーティ編および小冊子全体の感想。


目隠し・拘束された純一先生。
目隠しを外され、つれてこられた場所はパーティ大会会場だった(?)
次から次へと園児たちが純一先生をもてなす…。


ツンデレメイドのつかさ
・マッサージをするさえ
・漫才を行うりほことあい
・スイーツを振る舞うかおる
・手品を披露するはるか
ツンデレのつかさも、けなげに肩もみをするさえ、豪快なパフェをつくるかおる、
そして結構いい加減な手品をするはるかなど、
いずれもそれぞれのヒロインたちの持ち味を活かしたもてなしであり、面白い。
ところで、りほことあいの組み合わせというのが新鮮だったw
また、ドヤ顔の二人が地味に可愛らしいw
自由に描いているな…そう感じられるとこっちも楽しいよね。


アマガミニ!小冊子全体に言えるけど、とても自由。
はるかの保護者が響になっていたように、つかさの保護者に縁がなっていたりしたし、
表紙では各ヒロインたちが作中と同じく各々特徴的にイカの絵に取り組んでいる。
正確に描こうと定規を持ち出すつかさ、
イカと関係のない絵(しかも食べ物w)を描くマイペースなりほこ、
走りまわって描くかおる、失敗して大泣きするさえ、
水着でダイブ(!?)してトンデモないあい、ハチャメチャに描くはるか…
この一枚だけでも十分に個性が表れているのも、やはり面白い。
そして可愛いよね。
アマガミニ!の魅力がよくわかる一枚。まさに表紙にふさわしい。
イカの絵というのもアマガミらしいw


余談。
あいがはっちゃけている…というか、少々他の園児とズレている気がするw
その理由はなんだろう?
七咲は独特の考えを持っていることもしばしばだが、
よく考えてみると、七咲逢は七咲郁夫の姉である。
なるほど、郁夫と同じ年代かそれ以下のときに、郁夫と同じだった可能性があるわけで、
無口かついたずらっ子だった可能性があるのだと気づかされる。
実際の理由は知らないけど、そう考えると楽しいかな?なんて。




とても楽しい話だった。
この小冊子はいつまでも持っておきたい、そう思える一冊。
やはり私にとって、アマガミニ!は最高のコミカライズ…そういえるだろう。


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