フォトカノSS

フォトカノ初の連載コミカライズ「フォトカノ Sweet Snap」
その単行本が先日発売された。
作画担当は柚木N'先生。先生の可愛らしい絵柄でフォトカノが描かれている。


では、以下、単行本である「フォトカノ Sweet Snap(1)」の感想を述べる。
といっても感想は電撃マオウで読むたびに投下しているため、
かいつまんで述べるカタチで。


印象としては非常に丁寧に原作であるゲームをなぞっている印象。
とはいっても、ゲームではできない表現を出しているところは漫画ならでは。
例えば、九堂先輩が下駄箱の上から登場するところは笑った。
表情なんかもコミックらしく多彩なのもいいよね。
笑ったり、照れたり、泣いたり……。あとは決め顔(カッ
原作を丁寧になぞっているといったけれども、
ただなぞるという印象ではなく、直接は関係のない描写…果音のイベントを
遙佳のイベントに関わらせるなど、そう繋げたかと思わせる部分もある。
そのあたりはコミカライズ作品らしくって良い。


フォトカノ Sweet Snap」は今現在、新見遙佳の話を描いており、
今後、他のヒロインの話を描くのかは不明。
ただ、この新見遙佳編を読む限りは
実に新見遙佳との話らしく、主人公の内面がよく描かれていると思う。
フォトカノでは主人公やヒロインの内面に触れるエピソードが多々ある。
新見遙佳の話などは特にその一面が強く、
新見遙佳に対する主人公の葛藤が中心となっている話である。
その葛藤をフォトカノSSは主人公の心の声として描いており、
主人公と感情がよくよく理解でき、読む人と主人公の気持ちが共有できる。
フォトカノファンとして、このフォトカノSSが
このように主人公の内面・葛藤を描いてくれたことに、非常に感激している。
素晴らしい。


不満点を挙げるならば…強いて言えばパンチラの多さだろうか。
無意味なところでのパンチラカットが多くて、鼻につく。
サービスカットであろうことは分かるが、少々あざといのかもしれない。
※でも、かつみさんのパンツは貴重ですよね。
まあ、いいや。そこまで毛嫌いするものでもなし。


以上がフォトカノSS(1)の感想。
今も連載中で新見遙佳編が佳境に入ったといってもいいだろう。
毎回楽しみにしている。


余談。果音の出番がそれとなく多いのもポイント高いです。主に私の好みですが。