誕生日おめでとう!

今日は新見遙佳さんの誕生日です。


幼馴染。昔はサッカー、今はテニス。
昔からやんちゃで運動が好きな女の子だった。
だけど、その姿は昔と違って綺麗になって、
僕なんかが近づけるような…そんな女の子ではなくなってしまった。
もし幼馴染じゃなかったとしても、気さくな彼女はきっと話しかけてくれるだろう。
それでも…幼馴染じゃなかったら、どうだっただろう?なんて思うこともある。


幼馴染じゃなかったら…。
もしかしたらいつまでも遠くで眺めているだけの存在だったかもしれない。
もしかしたら他人からやっかまれることもなかったかもしれない。
もしかしたら……。


近くにいたはずなのに、気が付けばいつの間にか遠くにいるように感じた。
手が届かないとただ後ろから見つめていただけだった。
いや、実際は手を伸ばすのが怖かったのかもしれない。
遠くにいると思い込ませ、いつの間にか彼女と距離をとっていた。
離れていったのは彼女ではなく、僕の方だ。


彼女はいつも笑いかけた。いつまでも自分は自分のままだと。
見た目は変わってしまったけど、あの日過ごした姿と変わらないと。


彼女の想いに気づいたとき、僕に何ができるだろうか?
ほんの少し、勇気を振り絞ってみよう。そうすればきっと…。


新見さん、誕生日おめでとう。