ああ、美しき空

本日はTLS3こと「トゥルーラブストーリー3」発売12周年の日です。


トゥルーラブストーリー
リメイクや廉価版を除いては通算で4作品…ファンディスクも入れると5作品あるわけだが、
その中で異色の作品と言えばTLS3だろう。


中学が舞台。1年という長い期間のゲームシステム。
やる気システムやパラメーター変移システム、ヒロイン同士のつながりが多い内容、
W下校会話、1年間という期間を利用したイベント、
そして、中学校が舞台ということで中学生らしい恋愛を描いたゲーム。
過去作で使われてきたランダムエンカウントシステムや下校会話システム、
チェーンイベント攻略など、古いシステムと新しいシステムを複合させ、
新しくTLSの歴史を刻む……ハズのゲームだった。


しかし、蓋を開けてみれば、中学生らしい純粋な恋愛と言えば聞こえはいいが、
あまりウケがよろしくないこじんまりとして未熟な物語。
ゲームシステムの改変も遊びにくさが増し、ゲーム性が減ったという始末。
不満に思うファンは少なからずいた。


個人的にはシステム面にはちょっと難があるとは思っている。
早ければひと月でクリアできてしまうゲームに、
期間が1年というのは非常に面白くない。ダラダラと1年間を過ごすのも怠い。
お話は……ちょうど中学時代の自分を見ているようで、面白かった。
なんつーか、あんなもんだよね。幼い恋愛って。


いろいろな側面からTLS3は語れる。良いところも悪いところも。
その背景には開発部の問題など、あるわけだが……知ったことではないね。
もうちょっと作り込まれたら、面白いゲームになっただろう…そう思うと残念である。


お祝いのような内容ではないのが申し訳ない。


TLS3発売12周年、おめでとうございます。