女神様
ファミ通コミッククリアにて3週連続連載となったアマガミサマ2。
前回の話で「アマガミサマ」が登場した話が展開され、
てっきりそれの続きをやるのかと思いきや、
うって変わって、絢辻詞および主人公との間に生まれた娘の話。
これは予想できなかった…(笑)
今までにちょこちょこと絢辻娘の話は描かれてきたわけだが、
今回は本格的に描かれている印象がある。
詞と娘のやり取りが実際の母娘のやり取りのように感じられるのが面白い。
相変わらずの詞の思考と主人公への言動にニヤリとしたり、
絢辻娘にやり込められる詞にクスクスと笑ってしまう。
こういう作品はアンソロを含め、他ではまったくと言っていいほどない話で、
実に興味深い。
そう、今までなかったよね。ヒロインとED後生まれたであろう子供との話は。
ファンの間でも、もしかしたら議論になったかもしれないヒロインの将来の母親像。
もしくは大人になった将来像。
また別の機会で読めたら面白いかもね。
絢辻母娘話に戻す。
ただ母娘話を描いているだけでなく、ところどころにアマガミテイストを入れるという、
実にアマガミサマらしいお話だろう。
「ウサギとカメ」に「段ボール箱」、「メロンパン」、「マフラー」…
いろいろな暗示があり、読んでいくといたるところにアマガミネタが仕込まれ、
ニヤリとしたり、ちょっと胸に来たり…。
「アマガミサマ」は登場していないけど、やっぱり「アマガミサマ」だと感じさせられる。
さすがオトウフ先生。素晴らしいです。
そして、何より、幸せそうな家庭を持った絢辻さんを見るとホッとするね。
これが一番の良いところかな。
次回で3週連続の最後。
どんな話なのか予測がつきませんが、楽しみに待ちます。