清く恋しく美しく

セイレン 第十話「オサガリ」視聴しました。以下、感想文。


桃乃今日子編の第2話にあたる話。
正一はパンケーキのお店を知り、今日子をクリスマスデートに誘おうとするが…。


見事に正一はクリスマスデートの誘いを断られちゃいますね。
前回、今日子はあまり正一を意識していないのではないか?と考えたのだが、
チラホラそういったフシがみられる。
前述のようにクリスマスデートの誘いをお断りしたり、
着替えに関して正一の目を気にしていなかったり…。
幼馴染の男の子として好意を持っているのかもしれないが、
正一からのアプローチをスルーしてしまうところを見ると、
はっきりと異性として見ているのかは微妙なところだろうか?
かと思いきや、正一が見境なしにデートに誘っていると勘違いして、
少々複雑な想いを抱いているところもあり、
今日子の心情は実はものすごく微妙なところで揺れているのではないかと思う。


今日子は子供っぽいところがある高校一年生。
まだ恋も実感がなく、何なのか分からないという可能性がある。
今回の物語が恋が芽生えるその前のお話なのではないかと思っている。
だから、あまり異性である正一を意識することは少ないし、
異性からのアプローチにも気づかない。
かと思いきや、いつもと違う正一の様子に戸惑ったり、悩んだり…。
この「揺れている」ところは実に思春期らしい。
恋に芽生えた瞬間の少女はいつ見れるのかは密かに楽しみにしたい。


しかし、仮にセイレンが恋愛SLGだとして、
アプローチしても気づいてもらえないというのは少々シビアだなあ、と(汗
普通なら完全に脈なしってことで…。私が正一なら凹んでる。


ここから今日子との関係が深まるイベントのようなモノがあるのだろうか?
そうでなければ正一と今日子の間が深まるのか分からなくなってくる。
通常の恋愛SLGならば、すでに幼馴染とのフラグが立っているケースばかりで、
今日子のように、まだフラグが立っていないケースというのは珍しいからだ。
いったいどのあたりでフラグが立つのか?
恋愛SLG好きとしては見守っていきたいし、
逆にフラグが立たないまま、gdgd進んで、馴れ合いEDというのも一興か。
次回以降、見守ろう。


以下、余談。


郁夫がクリスマスにデートに誘えそうな女の子って、あのブラコン妹ですかね?
仮にそうだとしたら、あのブラコン妹がよく郁夫になびいたなあと(笑)


耀のこと。
なんかもう痛々しい…(苦笑
知ったかぶりや見栄、嘘など、虚飾で耀が埋められ、
見ていて、とにかく「イタい」…(汗
耀編は主人公を攻略する2Pキャラ、透編は主人公を助ける2Pキャラと表現したが、
ここでは何と表現すべきか…。今の評価は「道化」かな…。
というか、由貴恵は耀のウソは知っているだろうから、
塗り重ねられる耀のウソを腹の中でクスクス笑っているのかと思うと、
オンナノコッテコワイネ。
クラスで交友関係が広い耀が昼食を一人でとっているのも珍しく思うし、
実は耀がクラスで孤立しているのではないかとも疑っている。
ぼっち飯に対して強がっているのかなあ、と。
家庭部コンビや正一は耀の見栄や嘘に引っかかっていたが、
おそらく耀の周りでは耀の性格を見抜いている者もいるであろうし、
次第に孤立しているのではないかなあと邪推している。
そうでないことを祈っている、が。
これがメインヒロインというのも、少々ザンネンな気がする。
ダメという意味ではなく、残念系ヒロインという意味でザンネンな気がする。
もうちょっと耀の言動に注目していく。