アマガミのダイアリー

昨日、書かなかった『アマガミ precious diary(1)』の感想。
と言いつつも、ヤングアニマル掲載とともに
ちょくちょくこのブログに感想は投下しているわけですが。
今回は話の内容については触れず、
本誌で読んでいる時の感想と単行本化されてからの感想の変化について述べます。
ですので、以前の感想を読まれた方は感想が違ったと思われても、
「人は変わっていくもの」だと思ってください。
あ、感想の変化といっても見方が180°変わったとかそんな大きな変化じゃないです。


確か、私がブログを書きだして最初の話はPage5「絢辻さんと犬」でした。
その時の感想は要約すれば
「イベントを淡々と消化していくだけで残念」
「『裏の顔』がクローズアップされているが、
『絢辻さんの本心』が見え隠れする描写がなくてアマガミの良さが無い」
そんな事を言いたかったのだと思います。


今読み返してみると、原作のイベントを一つ一つ消化している感はある。
でも、そのイベントの全てが外す事ができない話だな、と感じる。
だったら、あのストーリー展開になったとしてもしょうがないのかもしれない。
そして、ゲームと同じ話という認識から
「淡々と消化していく」という感想を持ったと思うが、
東雲先生のアマガミとゲームのアマガミはどこか違うと感じる。
「天下無敵の仮面優等生」のはずだが、
どこか空回りをしている感があり、天下無敵ではない。
それは橘純一の前だけに限ったり、省略された話もあったりするせいかもしれないが、
『ゴミ箱倒し』『全ての始まりの勘違い』『靴下』『平気っ!』……
天下無敵のイメージとは一線をかく話ばかりだと思う。
一言で言えば「可愛らしさが目立つ」。
これは東雲アマガミの絢辻さんの魅力だと思う。


もしかしたら絢辻さんの天下無敵の仮面優等生らしさは
他のヒロインと関わる事で発揮されるのかもしれませんね。
ゲームに関わらず、ラジオCDやテトリスなどでも。
漫画では他のヒロインの関わりがほとんどないですから…。


「可愛らしさが目立つ」
そのせいか、単行本を読んでいて、「ブラック絢辻さん」か?と思ってしまいました。
『裏の顔がクローズアップされている』と思ったのに、そうでもなかった。
そして、Page5以降、絢辻さんの見え隠れする本心が描かれていると感じられ、
不満に思っている点がなくなってしまった。


結論からいってしまえば、面白く読ませていただきました。
次巻が楽しみです。
そういえば、キミキス里仲なるみ編も無事収録されましたね。


後編が気になる一方で、他のヒロインは描かれるのかな?と不安に思います。
いざとなったら「close to you」のように同時に2人という方式もありますが…。
あいらんどの話はどうやって収録されるのか?という声もありますが、
私は気になりません。
最終的に「precious diary」のアンソロジーってことで出せばいいんじゃないか?
と思っているので…。


『アマガミ precious diary(2)』 感想



precious diary(1)発売という事でツカサちゃん…。
ツカサちゃんには第2形態がございまして…。
その第2形態が上手く描けず、山おろしは苦難しましたとさ。


http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=14344149