アイは続くよ どこまでも

Love goes on!(1)が発売されたという事で、その感想を。


と言っても、Love goes on!は電撃マ王で毎回読ませていただき、
単行本読んでの感想と、それらの感想との変化や違いは
特になかったと思うのでそこは省略。



単行本読んで、驚いた一文があったので紹介。
第4話の最後のページ。


「Nextヒロインへ」


……え?
別のヒロインの話を描くの?


前回、私は電撃マ王のLove goes on!を読んだ際、
最終ページの「そして恋愛は続いていく――次号より新章スタート!!」
の一文を読み、「ああ、七咲逢のアフターストーリーを描くんだ」と思った。


ところが、そうではなかった。
新章というのは別ヒロインの話が始まるという事で、
恋愛は続いていくというのは
物語が終わっても、二人の恋愛は続くよという事なんでしょう。
その可能性は確かにあったし、私も思わなかったわけではない。



予想が外れた言い訳探しという感じで、
なぜ七咲逢のアフターストーリーと思ったか、考えてみた。


一つはあの文だろう。
「そして恋愛は続いていく――次号より新章スタート!!」
『恋愛は続く』『新章』……そんな書き方されたら、
「ああ、今の話が、七咲逢編が続くんだな」と思ってしまう。
別のヒロインの話を描くなら『新ヒロイン編スタート!』がいいと思うし、
今回の私のような誤解はなかっただろう。
また、新ヒロイン編をやるなら新ヒロインを次のページで紹介すべきじゃないかと思う。


もう一つ理由がある。
それは電撃マ王の「Love goes on!」紹介にある。
おそらく、私の記憶違いでなければ、アマガミCSでこんな風に言っていただろう。
「precious diary」ではしっかり「“絢辻詞編”が…」と言い、
だが、「Love goes on!」では「“七咲逢が”ヒロインの…」と言っていた。
また、電撃マ王をお持ちの方は読み返していただきたい。
例えば、3月号をご覧ください。Love goes on!が連載開始したやつです。
P84に書いてある一文。「上乃龍也先生が描く、七咲逢の物語…」とある。
1月号をご覧ください。Love goes on!の連載告知があるやつです。
P31に書いてある一文。「七咲逢を中心に物語が展開予定」とある。
(そういや、3月号の文章はアマガミCSでもよく耳にした記憶がある。)
次のヒロイン編をしないと断言しているわけではないが、
七咲逢をヒロインにする、プッシュするとしか書いていない。
読みようによっては七咲逢だけの物語を描くように読める。
七咲逢編が終わった(?)であろう9月号まで読んで、
新ヒロイン編をやるなんて分からないということもその勘違いに拍車をかけた。
9月号の段階でも「上乃龍也先生が贈る七咲逢の物語!!」とある。
また、前述したとおり、新ヒロインの話なんか9月号にはなかった。
(10月号はまだ読んでいない。たぶん買わない。)
ここまでされてきて、七咲逢onlyの物語だと思うことがはたしてないだろうか。


そんな言い訳。言いがかり。


実際のところは分からない。
当初から別ヒロイン編を書くつもりだったのか、
それとも七咲逢1本で行くつもりだったのを変えてきたのか。
また、読者の意見で路線変更したのか、そうでないのか。
実は途中で路線変更していたのを、元に戻したのか。
正直言って、どうでもいいし、知ったことではない。



ただ、私としては、七咲逢編が続くものと思い、
どんな話になるのか楽しみにしていたところを
「そうではない」と知らされ、残念に思う。
また、今までそう思っていなかっただけに戸惑っている部分もある。
だけど、別ヒロイン編が描かれるのであれば、それを楽しみにしたい。
また、どんな話になるのか期待したい。



ここまで書いておきながら、一応の補足。
私は本誌の記事やサイトで別ヒロイン編をやるという情報をみたわけではなく、
単行本の「Nextヒロインへ」という一文を見て、
別ヒロイン編をやるという考えに至っています。
もしかしたら、11月号で別ヒロイン編が描かれないかもしれません。
どうなるかは分かりません。


最後に。電撃マ王さんに言いたい。
こんな混乱を招くという事はあまりよろしくないんじゃないかと思う。
どっちかはっきりさせてほしい。



アマガミ Love goe on!2巻 感想