THE BLUE ANGEL

アマガミSS EDテーマCD6『嘆きの天使』の感想を。


私は事情があって、アマガミSSはDVD or BD待ちで、
現在放送されている絢辻詞編はまだ視聴していません。
アマガミSS公式サイトのあらすじは読んでいますが、
どんな話になっているのか分かりません。
なので、以下の感想はゲーム「アマガミ」をプレイしただけの者の感想と思ってください。


今までの5曲すべてカップリング曲との関係を時間軸に結び付けて考えていた。
ヒロインたちがどのように心情変化したのか、など。
今回もその姿勢を崩さないで考える。



嘆きの天使
これはいつの絢辻さんの歌だろうか?
聖なる夜の人ごみにひとりたたずむ絢辻さん…
そして「誰かに愛されるでしょうか?」と嘆いている。
“誰か”をまだ見つけることができていない。“誰か”の中には“自分”も含まれている。
自分を愛してくれる“誰か”に出会っていない段階、
自分を愛せるように導いてくれる存在に出会えていない段階、
アマガミ」の物語が始まる前、主人公である純一と出会う前だと考えられる。


「弱さ」おそらく自分が自分で愛することができない部分、
もしくは人前にさらけ出すことができない部分、
それさえも受け入れ、愛してくれる存在を探している


「自由」絢辻さんが求める自由とは?
しがらみにとらえられ、悩み・苦しむ自分を解放させること。
そしてそのためには、自分を見つけてくれる存在を必要としている。
自分を受け入れてくれる存在を必要としている。


「気づいて」「見つけて」「受け止めて」「教えて」「聞かせて」
「〜でしょうか?」「〜ますか?」
嘆きの言葉。
ときに「愛されない」「自由になれない」そんな言葉にも聞こえる。
だが、そんなことはない。
「今の私には全てが まぶしくて見れないの」
“今の”と言っている。これは自分が変わることを見据えている。
変わることを期待していると言ってもいい。
「明日の私に伝えよう 大切な思い出を」
過去を、今では出せない部分を、明日の自分へ、未来の自分へ伝えようとしている。
何のため?失いたくないものだから。
ただ持つだけではない。いつか誰かに伝えるためではないか?
いつの日か出せない自分を出すため、いつの日か自分の夢を語るため。


嘆きは未来への期待・願いを表し、それが叶う事を予感している。そう思う。



『White or Black?』
おそらく、彼と出会いましたね。絢辻さん。
彼のことが気になっている様子。
彼に何か忠告したり、振り回したり…。
そして、その心の奥では「私を知ってほしい」という想いが…。


この曲を聴いての印象は「絢辻さん、楽しそうだな」でした。


嘆きの天使』に比べて書く量が違うけど、この一言にまとめる。
誰にも見つけられない自分を見つけてくれることを彼に期待している、
その日を不安に思いつつも楽しみにしている、そんな気がする。


絢辻さんが楽しそうにしていれば、それだけで私は十分だ。
「絢辻さんが楽しそうにしていればそれでいい」



絢辻さんが彼に出会う前を『嘆きの天使』が歌い、
彼に出会った後を『White or Black?』が歌っている。
ともに「自分を知ってもらうこと、見つけてもらう」を願っているし、
「愛されること」を祈っている。
だけど、後者の方が絢辻さんが楽しげだし、期待も大きいだろう。
そして、いつか見つけてもらえたら…と思う。


絢辻詞編はどんな展開で、どんな結末だろうか?
非常に楽しみにしたい。


とりあえず、今の感想として。


ノローグはまだ聴いてません。


アマガミSS感想その33 『嘆きの天使』感想



『キミの瞳に恋してる』『i Love』感想
『きっと明日は…』感想
『あなたしか見えない』感想
『君のままで』感想
『恋はみずいろ』感想
『恋はあせらず』感想
『恋のゆくえ』感想
『素敵なある日』感想