りりかる☆こんたくと!

たまにはアマガミ以外のお話をしたい。
そんな想いでキミキスのお話を。


最近、ふと家の本棚の一冊の本が目にとまった。
キミキス lyrical contact』である。
かつてガンガンパワードにて連載されていたキミキスの作品。
作者は黒井みめい先生。たまにアマガミVA等でお見かけしますね。
この一冊を手に取り、読み直していた。
実に何ヶ月、いや1〜2年はたっていたかもしれない。


ふと、この本だけでなく、他の本も最近読んでいなかったことに気づいた。
「スウィートリップス」も、「after days」も。
実はたまに「various heroines」は読んでいたりする。
アンソロ系はほとんど読んでいない。


本棚に眠ったままの本。
私はモノに囲まれていることに幸せを感じるタチなのでそういう本はそこそこある。
その本を勿体ないとみるか?はたまた、邪魔なものとみるか?
私はどちらとも思わない。
眠っているならばいずれ起きる時が来る。勿体ないとか邪魔とかはそれまでの話。
いつか必要な時に再び手に取る。手に取れば、その本は再び価値のあるものになる。
かつてその本を読んで思い描いていた想いが、
時が経って再び読むことで、時代とともに変化していることに気づくから。
また、時が経つことでその本に対する価値観も変化していることに気づくから。
この変化は私にとって大変価値のあること。
自分が今何を思っているのかを確認するのに役に立つこともある。


再び開いた「lyrical contact」はキミキスのコミカライズの多様性を表していた。
原作とは異なるお話の展開。
ゲームのイベントっぽいエピソードを交えつつ、独自の展開を広げていた。
もしかしたら当初予定していたストーリーと異なるかな?という部分は見えつつも、
恋愛や人間関係に悩み、解決していった「キミキス」の姿が描かれており、
黒井みめい先生の「キミキス」がそこにあった。面白さがあった。
原作に忠実ながらも、原作を上手い具合に練り直した「Various heroines」
オムニバス形式1話完結ながらも原作のお話を見事に表現した「スウィートリップス」
アフターストーリーを笑いあり涙あり(?)で描いた「after days」
そんな中でこんなコミカライズがあったんだ!と存在していた。


当時のキミキスファンの方々が何を思われていたのか、自分は何を思っていたのか、
記憶から薄れつつあるが、改めて読むと面白い作品だったと確認できた。
そして、こんなコミカライズがあったんだと再認識し、
キミキスのコミカライズっていろいろあったんだと思えた。


改めて読み直すというのは時にいいものかもしれない。そう思う。
改めて読み直すのが一体いつになるのか?とか、そういう問題があるかもしれないが…。
実際、今回だって読み直すのに1〜2年かかっているしね。



余談。
上記と関係ない話だが、
『lyrical contact』は私が一番最初に買ったキミキスのコミカライズ作品だったりする。