アニマルッ!

アマガミ precious diary」棚町薫編 第9話の感想。


昼休み、食堂で席を探す純一は親友の恵子と話す薫を見つける。
どうやら薫はバイト先で困ったことがあるようで…?
というもの。


ファミレスでバイト中の薫に言い寄ってくる迷惑な男を、
たまたまファミレスに寄った純一に薫がキスをすることで
薫に彼氏がいるというアピールをして、その男が二度と言い寄らないようにした。
そんな話。
話自体はほとんど進展というものはないように感じられる。


しつこい男に「彼氏がいるのか」と聞かれ、薫は「いる」と答えたのだろう。
そして、純一が現れ、「(本当に)彼氏ならばキスしろ」と言われた…。
男に言われた通り純一にキスして見せた。


余談になるが、ゲームでこのイベントを目にした際、
キスして見せろと実際は言われてないのかも、などと考えたことがあった。
純一が彼氏ということは言っており、
純一とイチャついたのは男を怒らせる作戦だったのは確かだろう。
ただキスをしたのは男の命令ではなく、薫の勝手な行動、そんな気がするのだ。
そして、男はいきなり純一とイチャつく薫の様子をみて、イラついた…。
そんな想像をした。…というどうでもいい話。


実際のイベントでも感じたが、
この話を読んで思うのは「二人の関係はなんだろう?」ということ。
純一は「彼氏」としてキスをされた。
二人が恋人になった話はなかった。
薫が純一に「彼氏役」をしてくれ、なんて話も当然ない。
「彼氏」としてキスされて、純一は何も言わない。
以上を考えると、すでにお互いを恋人だと認識しているのではないか?と思わされる。


純一の場合、薫を助けるためということで
「彼氏“役”」をしたことに納得しているだけなのかもしれない。
だが、薫の「彼氏」であることに居心地の悪さ、嫌気はないと思う。
もしそうならキスされたことに対して、もっと驚いたり、慌てたりしていいはず。
「なんで僕がッ!?」とかね。
だから、無意識のうちに
純一にとって薫は恋人のような存在になっているのではないか、
そんなことを考えた。
(ゲームでは後日、薫の店長の話で恋人と言われ、驚いているが)


そして、薫の場合、本当の「彼氏」としてキスをした、と考えられる。
純一に「彼氏“役”」を頼むなら、先にそう告げるはずであるからだ。
薫の中で純一はすでに恋人のような存在であると考えられる。


もうすでに恋人状態の二人。
はたから見ても恋人。なのに、つかず離れずのところが歯がゆい。
そんな感じで楽しんで読みました。
さて、もう9話になりましたが、そろそろクライマックス…でしょうか?


ところで相変わらず、薫の表情が豊かでいいですね。


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