アマガミSSのSSって…? - 26 -

アマガミSS 美也編「イモウト」を視聴しました。


TV放送がなかった話でDVDやBlu-rayに収録されているのみの話です。
アマガミSSの最終話…かもしれないですね。
それでは以下、感想を。




美也編はどんな話になるだろうか?なんて予想していた。
私が美也編に期待すること、
それは美也のにぃにへの想い、美也の目線から見たにぃにの成長、
それと…美也の成長、かな?
たった1話でどれほど描いてくれるのだろうか?と期待していた。


前半パート、美也が純一に対して不安を感じ、純一を観察する様子が描かれていた。
美也は純一のクリスマスの一件を知らないのかな?と個人的に思ったりしたが、
純一に彼女ができないことに不安を感じる様子は
美也の妹としての心配、兄への想いがうかがえた。
いろんな女の子にフラフラしている様子はスルーだが、
どうして彼女ができないんだろうか?と悩む様子は
兄を想う妹らしい悩みかな?と思う。


そして、後半パートで美也が男の子に告白され、悩み、ある考えに至る。
「誰かを好きとか付き合うとか分からない」
そして「にぃにも同じ気持ちではないのか?」と。
原作にはなかった話だが、美也が恋について悩む様子が描かれていたのは面白かった。
欲を言えば、もっとこのテーマについて前面に出しても良かったんじゃないかと感じる。
結局、美也は恋について結論を出していないし、
後のシーンの親子猫の話につながるものがないようにも感じられる。


少し余談っぽくなるが、
家族の良さと、家族が離れ離れになることへの不安があまり描かれていなかったことが
少々、親子猫の話を浮かせているのでは?と感じる。
原作ではお風呂の話・ゲームの話と家族について語っている流れでの
親子猫の話だったので、無理に原作の話を入れた、という印象がある。
ただ「あ・ま・が・み」のイベントはアマガミを象徴するイベントであると考えられ、
私自身も好きなイベントであるため、入れたかったのはすごく理解できる。


猫の話の純一の様子から女の子に人気がある(?)理由が分かり、
「にぃには大丈夫」と確信する美也。
美也の目線から純一が成長している様子が分かる話なのではないかと思い、
面白い話だった。
純一に対する不安の部分も少なからず描かれており、
美也は良い妹だというところも描かれていた。
もっと他のヒロイン編でも活躍する場面を出してもらいたかったなぁ…と思うところが
アマガミSSの美也に対する不満。
美也編は少々???な部分もありましたが、楽しませていただきました。




もう一つ、余談を。
美也編のEDが終了したのち、森島はるか編の次回予告が流れた。
これには驚いたと同時に、アマガミSSの物語は終わらず、
ループしているんだという感覚におちいった。
TV放送やDVD・BDの巻数などで順番が決められてはいるが、
どの話が最初、最後ということはなく、
どの話も物語が最初から始まり、それぞれの話が進行する…という
まさにオムニバス形式の話なんだな…と。
いくつも話が紡がれている…まさに「Stories」だなぁ…と。


SSって何だろう?
Short Story」の略だろうと思われるが、個人的には「StorieS」な気がしてきた。
アマガミのお話たち…皆様はどのように感じられましたか?




さて、アマガミSS 美也編を視聴し、感想を書き終えたわけですが、
まだもうちょっと書きたいことがあるため、
もう少しだけ、アマガミSSの感想を続けたいと思います。


とりあえず美也編の感想でした。


その0 購入し、視聴するまで
その25 上崎裡沙編「シンジツ」
その27 『i Love』感想
その35 『素敵なある日』感想