アニマルッ!

アマガミ precious diary」棚町薫編 第15話の感想。


あらすじ。
ポートタワーに上った純一と薫。そこで薫は自分の想いを告白する。
その想いを聞いた純一の反応とは…?
そして、二人のクリスマスはまだまだ終わらないようで…?


アマガミの数あるシーンの中でも特に印象深い、薫の告白シーン。
その内容にはあまり触れないでおこう。


このアマガミPDの告白シーンで印象的だったのは薫の表情。
以前から言っていた通り、薫の表情が非常に豊かだったが、
告白シーンでもそれが描かれていた。
想いを告白しつつも、照れたり、笑ったり、不安げな顔を見せたり…
そして、泣いたり。
告白の後、純一が何かを発言しようとするたびにビクッと反応しちゃったりして
オドオドしている(?)薫や、純一の言葉に泣いて震える薫を見るたび、
ゲームやアニメのような堂々としたカッコいい印象よりも、
一人の女の子の、勇気を振り絞って出した印象として強く残り、
薫がより女の子らしく、可愛らしく思えた。
それは物語の最初から描いていたことかもしれない。
薫と言えば殴る・蹴るといったイメージが強い娘。
だけど、このprecious diaryではほとんど殴らず、より普通の女の子を印象付けられる。
今回のように告白に震えちゃう描写も相まって、
薫がどこにでもいるような高校生の女の子として描かれている…そんなふうに思う。
普通の高校生の普通の恋愛…そんな色が強いとつくづく思う。


そうそう、前回の話で純一が「支えてくれる薫」に気付いた描写は
純一の「(好きだということを)今ならはっきり言える」という言葉と結びつき、
より純一の言葉に説得力を持たせることができたような気がした。


正直に言えば、テンポがすごく悪いと感じる。
しかし、クリスマスデートの話を細かく分断することで、
薫の家族の話、純一の薫への想い、薫の純一への想い…それぞれがちゃんと描かれ、
どれもが中途半端なモノにならないようにしているという点では良いとは思う。
そして、告知にもあった通り、次回は最終回。
おそらく、最後はもう一度家族の話をするのだと思っている。
二人の関係、想いの話はひと段落ついた。
最後に残った薫の家族の話がどう終わらせるのか、期待しています。


Kaoru Page 14 タワーの上から 感想
Kaoru Last Page 絶対離さない! 感想


ぶっちゃけて言うと、アマガミSSの話で薫の家族の話とか疑問が残ったままだったことが
今回、アマガミ precious diaryに対する感想に表れていると思う。
実際は比べるものでもないけど、両方ともにゲームの展開に近い話であるし、
アニメの方が個人的に心底楽しめなかったものだから…。
…だから、コミックに期待してしまうのかもしれない。