アマガミSSのSSって…? - 36 -

アマガミSS+ plus」の情報が次々と出て、盛り上がってきているが、
まだ、私のアマガミSSは終わってはいない。
もう少しだけ書き残していることがある。
それらをすべて書くことで私のアマガミSSは終わる。


今回は後期OPに使用された「君のままで」を聴き、その感想を再び書きたい。
アマガミSS視聴前に書いた「君のままで」の感想と見比べるために。
OPアニメを含め、その曲がアマガミSSにとってどんな曲であったかを考えるために。




以前書いた感想を一言でまとめると
「普通の女の子の歌」であり、「普通の恋愛を描いた」アマガミSSにふさわしい。
そんな印象。


印象および歌に対する想いは変わらない。
私にとってアマガミとは
「どこにでもいそうな高校生たちの普通の恋愛」を描いた作品だと思っているし、
それ以上でもなければそれ以下でもないと思っている。
その考えはゲーム・アマガミの物語を強く意識しているアマガミSSにおいてもそうで、
基本「あまがみっ!」のような「『アマガミ』を崩すことがメインの作品」以外、
アマガミの展開に対し、そういったスタンスで私は接している。




改めて「君のままで」を聞くと、面白い歌だなと思える。
「君のままで」「僕のままで」変わらないで全て分かり合えることを願っている歌なのに、
優しくなれた、強くなれた…と変化したことを同時に歌っている。


少し話をそらす。
アマガミは「普通の恋愛」を描いたゲームだが、
付け加えて「登場人物たちの成長物語」も描いている。
アマガミSSにおいても「恋愛」だけでなく「成長」も描いていた。
主人公がトラウマを乗り越えることなんかはその一つ。
ヒロインたちも主人公と接する中で、
大なり小なり問題にぶつかり、問題と向き合って、成長していく。
家族の問題とか、部活の問題とか…色々と。
女の子とイチャイチャするだけが、アマガミ(もとい恋愛SLG)ではない。


「君のままで」はそういった「成長」の一面を描いている部分がある。
前述したような「優しくなれた」「強くなれた」の一節。
アマガミSSの成長していったヒロインたちの姿を想い浮かべると
二人の関わり合いの中でお互いに成長することができた…そんな歌に感じられる。


「君のままで」「僕のままで」と歌っているけども、
決して変わらなかったわけではない。お互いに成長している。
変わらないのはお互いの気持ちではないだろうか。
「好きだ」という想いが芽生えて、お互いにその想いが変わることなく、
お互いの想いを確認しあい、受け止め続けたならば、とても幸せだろう…
そんな歌だと私は思う。




「君のままで」の後期OPアニメは前期OPアニメと異なり、動きが増えた。
そのことにより、OPアニメから楽しさが増した感じがした。
また、ヒロインがまるで「君のままで」を口ずさんでいるようなアニメーションであり、
「君のままで」がアマガミSSを象徴しているかのような印象を持ち、面白い。
個人的に「君のままで」が「恋愛」と「成長」を描いた歌だと思うため、
やはり「君のままで」はアマガミSSを象徴していると思われる。




私は「君のままで」に対し、以上のような感想を持った。


『君のままで』感想
その0 購入し、視聴するまで


その13 七咲逢編 第一章「サイアク」
その17 桜井梨穂子編 第一章「オモイデ」
その21 絢辻詞編 第一章「ハッケン」
その25 上崎裡沙編「シンジツ」
その26 美也編「イモウト」感想


その35 『素敵なある日』感想
その37 『アマガミSS キャラクターソングアルバム 「For You・・・」』感想