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フォトカノ Memorial Pictures」第2話の感想。


ちなみゲームにて、私はまだ桃子先生のシナリオを見ていないため、
ゲーム内での桃子先生のシナリオとの差異は知らないので、
そこは無視して読んでいる。


あらすじ
休み時間。一也のもとに一人の女の子が声をかける。
女の子の名前は間咲ののか。一也の中学時代からの同級生。
親しげなののかと一也との会話を見ていた九堂は一也にあるアドバイスをする…。


前回、桃子先生と出会った話、果音が登場する話が描かれた。
そして、今回はののかの登場が描かれるとともに、
桃子先生と出会って、2度目…いや、3度目のコンタクトの話が描かれていた。
物語的には出会ったばかり。
桃子先生に校内を案内したり、勉強を教えてもらったり…
出会ったばかりで浅い関係の桃子先生と少し親しげになるエピソードである。


ゲーム内では実際、どうなのかは知らないが、
ののかと一也の接し方から、九堂先輩が被写体と「親しくなること」の大事さを助言し、
桃子先生と接している最中、その助言が一也の頭の片隅に浮かんでいる様子、
そして、桃子先生とより親しくなることで
“より良い”桃子先生の写真を撮りたいという想いがある様子は
関係のないののかと桃子のエピソードを、そうつなげたのかという感心と、
しっかりと話をつなげているのだなぁ…と感じ、興味深く思う。


他のヒロインの登場はサービス的な登場かもしれない。
だが、そこに意味を持たせようとしているのは面白いと思うし、
話としても真ん中の筋を通しつつの演出のため、私は好きだ。


そうそう、九堂が変人ながらも、ちゃんと先輩らしい一面があるのは好感がもてる。
…なんとなくね、かつみさんは面倒見のいい先輩で、
九堂先輩は変人で我が道を行くタイプに描こうと思ったら描けるため、
ややもしたらギャグ要因になりかねないのだ。
こうした助言をくれる先輩に描かれているのはいいな、と思う。
写真部はちょっと変な人が多いけど、写真にかける情熱だけはホンモノ…
そんな感じ。


さて、そんな描かれ方をしているため、
今後、どんなヒロインが物語に関わってくるのか、
九堂先輩の助言を含め、一也は写真(主に桃子先生の写真に対して)とどう向き合うのか、
そして、桃子先生との恋愛をどう描いていくのか、
大変気になってくる。


今月も楽しみました。
次回以降も楽しみにしています。


第1話 ファースト・セッション 感想
第3話 屋上でバレーボール!感想