ちょっぴりほろ苦く

amaro公式HP内Trial Comicで公開中の「アマガミ わっ!」


第4話の感想。


あらすじ
冬休み。受験生の琉璃子や愛歌は茶道部部室で勉強していた。
しかし、集中力がもたない琉璃子は不満を漏らしていた。
勉強に集中できるよう、梨穂子はある人を呼ぶことを考え付く。
ある人とは…?


毎回「わっ!」ではゲストキャラとして茶道部以外の面々が登場するわけだが、
今回のキャラは絢辻詞だった。
茶道部の面々の「勉強を見る」という名目で茶道部に呼ばれた絢辻さん。
しかし、絢辻さんの前でも集中が続かない茶道部の面々は、
あれやこれやと提案しては、どうも集中が続かない方向へ走っていく。
部室での雑談に、ファミレスで飲食に、あげくにはカラオケ…。
イケない方向に物事が進んでいくのはコメディの「わっ!」らしい(笑)


茶道部の面々のコメディチックなやり取りも面白いが、
そんなコメディなやり取りに振り回される絢辻さんというのはある意味珍しいだろう。
雑談に走ったり、ファミレスの飲食や、カラオケ…
それらを止めることもできず、最終的にはその流れを認めてしまう。
人を導いたり、言うことを聞かせたり、そんなことが得意な絢辻さんをイメージすると、
今回の茶道部の堕落具合を止められないのは貴重といえば貴重。面白い。


もう一つ珍しいことがある。
それは絢辻さんが茶道部に関して「羨ましい」という感情を表に出したこと。
例えば、絢辻さんが自分の姉や他のヒロインに「嫉妬」に近い感情を抱く描写はある。
しかし、それらは内に秘めていることが多い。
それを素直に「羨ましい」と人に伝えるのは…少し驚きがあった。
まるで茶道部の雰囲気が絢辻さんの気持ちまで穏やかにした…
純粋に楽しさに惹かれた…
もし別の道、部活をしていたらどんな感じだったのかと興味を持っている…
そんなことを思い抱いているのではないかという印象がある。


原作ではほとんど茶道部の面々と絡むことがなかった絢辻詞
その絢辻さんが茶道部に触れたら…の話。
メディチックで面白い話だったし、絢辻さんの珍しい一面が見られた。
とても面白い話だった。


第3話「愛歌がもらったラブレター!?でわっ!」感想
第5話「初詣でわっ!」感想