記憶に残る一枚

コミック アース・スターで連載中の「フォトカノ Memorial Pictures」
その第1巻が発売された。


ゲーム「フォトカノ」のコミカライズ作品である
フォトカノ Memorial Pictures」(以下、フォトカノMP)は
教育実習生の大谷桃子がメインヒロインの作品。
主人公・前田一也と大谷桃子との甘い学校生活の様子が描かれている。


各話についての感想はアース・スター連載時より投下しているため、割愛。
(読みたい方はタイトル「☆ ☆ ☆」参照)
今回は単行本が発売されたということで、全体的な感想を述べる。


フォトカノMPは原作のイベントを使いつつも、イベントを組み換え、
それとなく他キャラを登場させたりして、オリジナルの雰囲気を作っている。
また、1つの話の中に次の話につながるような話やエピソードを加えるなど、
連載されている当初ではさりげないために気づかないような工夫も見られている。
(例えば、屋上バレーの話をして次の話で桃ちゃんがバレーをしたり、
「良い写真」を撮るための方法を見聞きしたりするなど…)
ときおり、他のキャラクターの登場やイベントの組み合わせがやや強引すぎたり、
なぜこのエピソードが描かれたのか不明なところがあったりするが、
コミカライズとして、面白い作品のように思う。


他のキャラクターとどう絡ませるのか、次はどんなエピソードが描かれるのか、
それとなく描かれたエピソードは今後どう活かされるのか…等々、
原作を知っていれば、読むのが楽しみな話だろう。
原作を知らなければ……フォトカノがどういう作品なのか、
その一端が垣間見える作品だと思う。
短いながらも大谷桃子以外のヒロインの特徴や話が盛り込まれているため、
少しでも興味をもたれたら、ゲームや他のコミカライズに触れられることを願う。
ただ、何周もクリアしなければ知りえない話などが今後、より出てきそうな気はするが(笑)


そんなわけで、フォトカノMPは今後も楽しみな作品の一つである。


余談。大谷桃子先生の話だが、たまに果音の話がクローズアップされることがある。
もしかしたら…果音の話もやってくれるのではないか?などと楽しみにしている。
果音以外でも他キャラが描かれるのも楽しいだろう。
せっかく登場させたのであれば、物語に関わらせてくれた方がいいよね。
楽しいし、そのために少々オリジナリティが増しても…その作品らしくて良いだろう。
面白いかどうかはわからないが(笑)
巻末にもどんどん描く予定…らしいので、楽しみにしている。


…そういえば、新見さんとか深角さんとかは登場しないのかな?
物語に絡ませるのは難しいかな?(笑)


以上。