二つのアルバム

ファミ通コミッククリアにて連載中の「フォトカノ Love Album」第6話の感想。


あらすじ
デートの終わり、夜の公園に立ち寄った一也と実原。
実原が語りだす、実原の過去。その過去とは…?
そして、時は流れ……。


実原の過去。
今までのコミカルな話とは打って変わって、シリアスな話。
実原の虚ろな顔、実原が恐怖を抱いたクラスメイトの笑い顔、
そして、実原が流した涙。
ゲームでは実原の話だけしか描かれなかった描写がこうして描かれるのは
漫画ならではの演出だろうし、(実原の中学時代の制服があるのはGoodだね)
そうした演出があることで、グッと実原の思い出がシリアスに感じられる。


持ち上げて、落とす。
落としたら、持ち上げる。


この話のもう一つの落差、実原の辛い過去と対比するかのような、
今現在の実原の笑顔、一也の存在。
プラスして、果音の屈託のない笑顔を実原が認めたこと。
実原が見た果音の笑顔も実原の話だけで、ゲームでは描かれていないわけだけど、
ここではしっかり描かれている。
実原の笑顔が印象的に描かれていて、実にいいね。果音かわいい。


写真をテーマにした物語。
写真がきっかけで親しくなり、
過去の一件以来笑顔が苦手でポートレートを撮れなかった少女と仲良くなった。
そんな話がコミカルな雰囲気ながらも、シリアスな部分はしっかりと描かれ、楽しい漫画。
フォトカノというゲームをよく描いているだろう。


さて、次回は学園祭。いよいよ最終回かな?
どのような話になるのか、実に楽しみです。


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